ピエール・ガスリー

決勝結果：8位

「上位3チームのあとでのフィニッシュは今日の僕たちが得られる最高の結果だし、ポイントを再び獲得できたことをとても嬉しく思っている」

「少しフラストレーションが溜まるレースになった。ダニエル（リカルド）のリアウイングの悪夢を何回か見ることになると思う。彼をパスするためにいくつかのことを試みたし、僕たちの全体的なパフォーマンスには競争力があったと思うけれど、今日はマクラーレンをパスできるペースがなかった」

「このあとはシンガポールに向けて準備を進める。どこに取り組み、どう変えれば良いのかは分かっている。ポイント圏内フィニッシュを続けることを目標にしていく」

 

角田裕毅

決勝結果：14位

「最後尾からのスタートはどのレースでも難しいですが、今日はスタートが上手く切れて、何回かオーバーテイクもできました。ハードタイヤでのペースに苦しんだので、ファクトリーでロングランのペースを見直して、次のレースに向けて修正していきたいと思います」

 

ジョディ・エギントン（テクニカルディレクター）

「ポイントが得られたので良かったです。ピエールがソリッドなレースをしてくれました。裕毅については少しフラストレーションが溜まるレースになってしまいました。ペナルティの影響で、彼が週末を通じて見せてくれていた力強いパフォーマンスに相応しいグリッドとポイント獲得に向けたバトルを用意することができませんでした」

「ピエールのレースについては、マクラーレンとのファイトは良かったと思いますが、2対1でしたし、リカルドは抜くのが難しいドライバーですし、マクラーレンの戦略がランド（ノリス）に余裕を与えていたので、私たちがパスすることはできず、ピエールは8位でフィニッシュしました」

「レース全体を振り返れば、ポイント圏内に戻れたことは評価できますが、コンストラクターズの順位を上げるためには2台揃ってポイント圏内に入る必要があります。ここがフォーカスすべき重要なエリアのひとつです」

フランツ・トスト（チームプリンシパル）

「熱狂的なファンと歴史的なサーキットの100周年には、このような形でのレース終了は相応しくなかった。最後の数周でファイトが展開されれば最高だっただろう。しかし、残念なことに、リカルドが終盤に停車してしまい、ルールに従った結果、セーフティーカー先導でレースを終えなければならなかった」

「私たちについて振り返ると、それなりに良い内容だったと思う。ピエールは5番グリッドからスタートして8位でフィニッシュした。ハードでのアンダーステアに多少苦しんだようだが、レース全体と前走していたマシン群のパフォーマンスを考慮すれば、この順位は今日の私たちが得られる最高の結果だった」

「裕毅は最後尾からスタートしたので、オーバーテイクが難しい状況だったが、それでも上手くオーバーテイクしてくれた。新しいタイヤを履けばリスタート後にチャンスが得られると判断して、セーフティーカー導入後にピットインさせてソフトタイヤを履かせたが、そのままレースが終了してしまった。裕毅は14位でフィニッシュしたが、全体的には良い週末だったと思う」

「4ポイントを獲得してコンストラクターズでのハースとの差を詰めることができたので、チームとしてはポジティブな結果だ。数週間後のシンガポールから最終戦までこの勢いを維持したい」