ピエール・ガスリー

決勝順位：11位

「本当に残念だけれど、14番グリッドからのスタートでは難しいレースになることは分かっていた。今日は全力を尽くしたし、トップ10に近づけた。あと1周あればトップ10に入れていたと思う。雰囲気はいつものメキシコと同じで素晴らしかった。ポイントが得られなかったことがとにかく残念だ」

 

角田裕毅

決勝順位：DNF

「今日の結果はとても残念です。タイヤのマネージメントはとても上手くいっていましたし、ファイナルスティントでは自信が得られていたので、あのようなミスで終わってしまったのが残念です。ダニエル（リカルド）は僕とは違うストラテジーでしたし、あとで簡単にパスできていたはずですので、彼のような経験豊富なドライバーがオーバーテイクできないエリアで仕掛けてきたことには苛立ちが募りますね」

「ポイント圏内まであと少しでした。今の僕たちにはポイントが非常に重要です。今週末はいくつかのポジティブな部分も得られましたが、今はすべてを忘れてリセットして、より強くなってブラジルへ向かいたい気持ちです」

クラウディオ・バレストリ（チーフエンジニア / ビークルパフォーマンス）

「今日は2台のグリッドが近かったので、ポイント獲得の可能性を高めるために異なるコンパウンドでスタートさせることにしました。裕毅は新品ソフトでスタートして1周目からポジションを上げることができました。ミディアムを履いていたマクラーレン勢に割って入り、ノリスを前方、リカルドを後方に見ながら11位につけました。裕毅のファーストスティントは良い内容で、ラップタイムは安定していましたし、タイヤとブレーキの温度も上手く管理できていました。スティントを通じてタイヤが正しく機能していましたね」

「残りのレースでも裕毅はマクラーレン勢と戦い続けました。セカンドスティントではミディアムを履かせましたが、またもペースが優れていたので、リカルドを抑えながらノリスを追いかけることができました。ですが、リカルドがオーバーテイクを仕掛けた結果、裕毅のマシンとレースが終わってしまいました。接触によって裕毅のマシンがかなりのダメージを負ってしまったので、リタイアするしかありませんでした」

「ピエールのレースは少し異なっていました。1周目が終わるまでにピエールは17位までポジションを落としてしまいました。ミディアムを履いて自分よりも遅いアストンマーティン勢の後方に位置していたピエールは、ファーストスティントの間に同じくミディアムを履いていたランス（ストロール）をオーバーテイクしてひとつポジションを上げましたが、このときに5秒ペナルティを受けてしまいました。これを2回目のピットストップで消化したあと、レースはさらに複雑になりました」

「アレックス（アルボン）の後方からソフトを履いてレースに復帰したピエールのペースは良好だったので、アレックスをパスして異なるストラテジーを用意していた前のライバルたちを追いかけ始めましたが、バルテリ（ボッタス）のすぐ後方、11位でフィニッシュしました。ペースが悪くなかったので残念な結果です。このあとは次のブラジルGPの準備に向けて頭を切り替えていきます」