角田裕毅
決勝最終結果:11位
「良いレースでした。チームと僕の努力とリカバリーも良かったです。マシンのポテンシャルをほとんどすべて引き出せていた感覚がありました。全力を尽くしたのにポイントを獲得できなかったのは残念ですが、パフォーマンスには満足しています」
「メンタル的にタフなレースでしたね。僕の前か後ろを必ず誰かが走っていたので、あまり気を抜けませんでした。自分たちのレースペースがあそこまで良くなるとは思っていませんでしたが、今後のレースに向けての好材料になりました。ブレーキングは快適だったので、コーナーで突っ込んでオーバーテイクを重ねることができました」
「イモラではまたアップグレードを持ち込めるので、上手く機能して安定してポイントを獲得できるようになることを願っています」
ニック・デ・フリース
決勝最終結果:18位
「ファーストラップのあと、不利な状況に追い込まれました。自分のミスでロックアップさせてしまい、ノリスと接触してしまったことでファーストスティントを少し犠牲にしてしまいました。右フロントがかなり激しく振動していて、ペースが得られませんでした」
「後方に沈み、DRS圏内から外れてしまうと、ストレートでタイムを落としてしまい、追いつけなくなります。僕は後方を単独走行していましたが、すべての瞬間が重要になる中団争いほどハードなファイトが存在しないと自然に楽になります」
「今週末はややアップダウンが激しく、入り方も難しかったです。昨日は良かったですが、今日はファーストラップでかなりポジションを落としてしまったので残念でした。イモラにはアップデートを持ち込むので、向上して戦えるようになることに期待しています」
ギヨーム・ドゥゾトゥ(マシンパフォーマンス責任者)
「裕毅の11位には大いに満足して良いと思います。2列目からスタートしたマグヌッセンからわずか1.3秒差でしたし、ストロールを最後まで抑えてくれました。もちろん、このような手堅いレースはポイントで報いたいところですが、全車が完走しましたし、17番グリッドからはかなり難しいレースになることは分かっていました」
「ハードタイヤでのファーストスティントで、裕毅は我慢強く一貫した走りを見せてくれました。タイヤのマネージメントが素晴らしかったので長く走れましたね。37周目でピットインしたあと、ヒュルケンベルグの前に出て、アルボンとボッタスに見事なオーバーテイクを仕掛けました」
「ニックのレースは裕毅よりも難しかったですね。スタート直後にフロントをロックさせたあと、タイヤからかなり激しい振動が出るようになり、ペースを落としてしまいました。ハードタイヤに変えてからはバランスとパフォーマンスが向上し、何周にも渡ってバトルを演じたあと、ピアストリをオーバーテイクできました」
「このレースはチームにとって励みになります。マシンはレースを重ねるごとに良くなっていますが、中団争いはタイトなままですので、ポイント獲得が難しくなっています。イモラではまた空力の大型アップデートを持ち込むので、マシンがさらに良くなり、ポイントを定期的に獲得できるようになることを願っています」
フランツ・トスト(チームプリンシパル)
「まずは、このファンタスティックな会場とイベントを用意してくださった運営チームと観戦に訪れてくださったファンの皆さんに感謝したいです。興味深いレースを観戦できたはずです。マックス・フェルスタッペンが後方からファイトしてまたも素晴らしい勝利を手にしましたから」
「私たちのレースウィークエンドは最初から苦しい展開になり、予選は15位と17位に終わりました。決勝では異なる戦術を用意して、裕毅はハード、ニックはミディアムでスタートしました」
「裕毅は強力なスタートを切り、ファーストラップで数台をオーバーテイクしたあと、競争力のある素晴らしいレースを見せてくれました。アルボンを2回、さらにはヒュルケンベルグとボッタスもパスして、マグヌッセンからわずか1.3秒遅れの11位でフィニッシュしました。また、裕毅は最終盤でストロールを上手く抑えてくれました」
「決勝での私たちのマシンは予選より遙かに良いパフォーマンスを見せていたと思います。ですので、このあとは予選でのペースを最適化するために何ができるのかを分析する必要があります」
「ニックのスタートは良かったですが、最初のコーナーでブレーキングが遅れてノリスに接触してしまい、タイヤにフラットスポットができて振動に苦しむようになりました。ミディアムからハードに交換したあとは問題なかったですが、この接触でレースを落としてしまいました。どちらのドライバーもタイヤマネージメントが良かったです。これはマシンの全体のパフォーマンスを高めるためには不可欠です」
Session Result
POS | DRIVER | TEAM | TIME |
---|---|---|---|
1 | Max Verstappen | Red Bull Racing Honda RBPT | 1:27:38.241 |
2 | Sergio Perez | Red Bull Racing Honda RBPT | +5.384s |
3 | Fernando Alonso | Aston Martin Aramco Mercedes | +26.305s |
4 | George Russell | Mercedes | +33.229s |
5 | Carlos Sainz | Ferrari | +42.511s |
6 | Lewis Hamilton | Mercedes | +51.249s |
7 | Charles Leclerc | Ferrari | +52.988s |
8 | Pierre Gasly | Alpine Renault | +55.670s |
9 | Esteban Ocon | Alpine Renault | +58.123s |
10 | Kevin Magnussen | Haas Ferrari | +62.945s |
11 | Yuki Tsunoda | AlphaTauri Honda RBPT | +64.309s |
12 | Lance Stroll | Aston Martin Aramco Mercedes | +64.754s |
13 | Valtteri Bottas | Alfa Romeo Ferrari | +71.637s |
14 | Alexander Albon | Williams Mercedes | +72.861s |
15 | Nico Hulkenberg | Haas Ferrari | +74.950s |
16 | Guanyu Zhou | Alfa Romeo Ferrari | +78.440s |
17 | Lando Norris | McLaren Mercedes | +87.717s |
18 | Nyck De Vries | AlphaTauri Honda RBPT | +88.949s |
19 | Oscar Piastri | McLaren Mercedes | +1 lap |
20 | Logan Sargeant | Williams Mercedes | +1 lap |