2023シーズン第2戦サウジアラビアGPの舞台となるジェッダ市街地コースは、ドライバーたちがコンマ1秒も集中を切らすことができないF1カレンダー最速市街地サーキットだ。

2回目の開催を迎えるジェッダ市街地コースは著名なF1サーキット建築家ヘルマン・ティルケが設計を手掛けており、接近戦と大きな興奮を届けるべくF1の技術専門家たちとの共同作業で進められた。全長6.174kmは、スパ・フランコルシャンに次ぐシーズン2番目の長さとなっている。

サウジアラビア第2の都市ジェッダの北方12kmに位置し、紅海を望む美しいリゾートとして知られるコーニッシュ地区を取り囲むこのコースは27のコーナーを擁しており、オーバーテイクの機会を増やすためにDRSゾーンが最大3カ所設定される可能性がある。

他の中東地域のF1レースと同様、サウジアラビアGPも照明の下でナイトレースとして開催されるため、11月の日中平均気温約35℃という現地の暑さを多少は回避できる。