2010シーズン
F1世界選手権2010シーズンでは、決勝レース上位10台までポイントが与えられる新ポイントシステムを含む新たなレギュレーション変更が行われた。しかし、最も重要な変更点は全チームがマシンの大部分を完全に独自製作しなければならないという新ルールの導入だった。
そして、ファエンツァのファクトリーとビスター(英国)にある風洞施設で働くスタッフの多大な尽力により、STR5が誕生した。引き続きフェラーリ製のV8エンジンを搭載していたこのニューマシンは、スペイン出身のハイメ・アルグエルスアリとスイス出身のセバスチャン・ブエミがドライブした。
STR5はドライバーコンビが中団争いを展開できるだけの競争力をもたらし、マレーシアとスペインでポイントを獲得した他、モナコ、カナダ、ブラジルでも再度ポイントを持ち帰った。2010シーズンのスクーデリア・トロ・ロッソは計13ポイントを記録してコンストラクターズ選手権の総合9位で終えた。
2010シーズン用マシンをチェック: STR5