2020シーズンからF1世界選手権のグリッドに登場した新チーム “スクーデリア・アルファタウリ” の背後には、F1に多大な貢献をしたあるひとつの重要なチームが存在する。

2006シーズンから2019シーズンまで、スクーデリア・アルファタウリは “スクーデリア・トロ・ロッソ” としてこの世界最高峰のモータースポーツを戦い、計14シーズンで多くの若き才能のキャリアを羽ばたかせてきた。セバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペン、ダニエル・リカルド、カルロス・サインツなど、その中の一部はこのスポーツのスターへと成長している。

スクーデリア・アルファタウリはスクーデリア・トロ・ロッソ時代からエンジンサプライヤー4社（コスワース、フェラーリ、ルノー、ホンダ）とパートナーシップを組んできた。これまでに通算2勝（トロ・ロッソ時代の2008シーズン イタリアGP / アルファタウリ時代の2020シーズン イタリアGP）を挙げた他、ポールポジション1回（2008シーズン イタリアGP）、2位1回（トロ・ロッソ時代 / 2019シーズン ブラジルGP）、3位2回（トロ・ロッソ時代の2019シーズン ドイツGP / アルファタウリ時代の2021シーズン アゼルバイジャンGP）を記録している。

チームの長い歴史をシーズンごとに振り返っていく。